失った歯を補うためのインプラント治療

虫歯や歯周病が原因で歯を失ってしまったり、事故などで折れてしまったりした場合は、入れ歯やブリッジ、インプラントで歯の機能を回復する必要があります。たった1本の歯がなくなっただけでも、歯並びに悪影響がでたり、顎関節症の原因になったりすることもあります。唐津の歯医者「たけべ歯科医院」では、いくつかある歯の機能を回復する治療の中でも人工歯根を埋め込むインプラント治療をおすすめしています。

インプラント治療とは

インプラント治療とは

インプラント治療は、歯が抜け落ちてしまった部分に人工歯根(インプラント)を埋め込み、人工歯を固定することで、歯の機能を回復する治療です。元通りの歯並びと噛む力が手に入り、入れ歯のような違和感もありません。セラミック製の人工歯を使用するので、自分の歯と変わらない自然な色合いが魅力です。

当院で使用しているインプラント

カルシテックインプラント

カルシテックインプラント

アメリカのカルシテック社が製造しているチタン製インプラントで、表面にHAコーティングが施されていることが特徴。HAとは「ハイドロキシアパタイト」の略で、骨の大部分を占めるリン酸カルシウムでできた成分です。このカルシテックインプラントは、骨とインプラントが結合するのを促進する効果があり、短期間で骨がくっつくため、骨密度が低い方でも埋入できるというメリットがあります。

ストローマンインプラント

ストローマンインプラント

ヨーロッパシェア1位、日本シェア1位の世界的なインプラントメーカー「ストローマン」。60年以上の歴史があり、国内外で高いシェアを誇るため、引っ越しや転勤などで別の歯科医院に転院してもメンテナンスができ、海外旅行中にインプラントにトラブルが発生しても現地対応が可能な場合が多いです。

インプラントのメリット・デメリット

メリット デメリット
  • 天然歯の噛み心地に近く、噛むときの違和感が少ない
  • 周囲の歯に負担をかけない
  • しっかり噛むことができ、顎に影響がでにくい
  • 保険適用外の治療なので費用がかかる
  • 外科手術の必要がある
  • 数ヶ月から1年ほどの治療期間が必要
  • 定期的なメンテナンスが必要で、メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎になる恐れがある

流れのフォーマット

STEP1
歯茎の切開
STEP2
ドリリング
STEP3
インプラント埋入
STEP1 歯茎の切開 STEP2 ドリリング STEP3 インプラント埋入
インプラントを埋め込むために歯茎を切開し、顎の骨を露出させます。 専用ドリルを使って露出させた顎の骨に、インプラントを埋め込むための穴をあけます。 ドリリングであけた穴にインプラントを埋め込みます。
STEP4
治療期間
STEP5
アバットメント装着
STEP6
人工歯装着
STEP4 治療期間 STEP5 アバットメント装着 STEP6 人工歯装着
埋め込んだインプラントの露出部分を歯茎で覆い、傷口の治癒を待ちます。同時にインプラントと骨が結合するのを待ちます。 インプラントが骨と結合したら、再び歯茎を切開し、インプラントと人工歯を接続するためのアバットメントを装着します。 再び傷口が治るのを待ち、人工歯を装着すれば治療完了です。治療後にも定期的なメンテナンスを行う必要があります。

顎の骨が少ない場合の治療法

インプラント治療では、顎の骨にインプラントを打ち込むため、顎の骨量によって治療法が変わります。当院では、顎の骨量に合った治療方法を提案できますので、インプラント治療をご検討の場合は、当院までご相談ください。

ソケットリフト
ソケットリフト ソケットリフト ソケットリフト
上顎洞(上顎内の空洞)の下部から人工の骨補填剤を注入し、専用の器具で上顎洞底を持ち上げます。上顎洞底を持ち上げた状態でインプラントを埋入します。この状態で約4~5ヶ月ほど経過すると持ち上げた部分に骨が形成されるので、インプラントを固定することができます。
サイナスリフト
サイナスリフト サイナスリフト サイナスリフト
ソケットリフトを行うには骨密度が少ない場合の治療法がサイナスリフトです。上顎洞の横の歯茎を切開して、露出した上顎洞を持ち上げます。その空間に人工の骨補充剤を入れ、半年ほど経過すると上顎胴内に骨が形成されます。骨が十分に形成された状態でインプラントを打ち込むことで、骨量が少なくてもインプラント治療ができます。
GBR法
GBR法 GBR法 GBR法
GBR(骨誘導再生)法とは、骨量の不足によってインプラントの一部が骨の外側に露出してしまう可能性があるため、露出部分をメンブレン(人工膜)で覆い、骨を再生する治療法です。

短時間で出血も少ない最新のインプラント治療法

一般的なインプラント治療は、手術による歯茎の切開・剥離・縫合などが必要になります。そのため時間もかかり、手術後の腫れや痛みが伴うケースもあります。それらの手術による負担を軽減したインプラント治療が「フラップレス術式」です。

フラップレス術式
フラップレス術式の特徴は、メスを使用しないということです。通常のインプラント治療ではインプラントを埋入するために歯茎を剥離しますが、フラップレス術式では、メスを使わずに歯茎に小さな穴をあけてインプラントを埋入します。切開をしないので出血もなく、手術時間や治療期間の短縮ができ、術後の腫れや痛みが少ない最新のインプラント治療です。当院では三次元CT撮影を使った精密検査を行い、シミュレーションを行ったうえで治療を開始しています。